売掛金を売却することで素早く現金を入手できる資金調達方法・ファクタリングは、融資が難しく資金繰りに苦しむ中小企業や個人事業主の方にも多く選ばれています。
しかし、ファクタリングサービスを行う企業は多く、どこが自社にとって最適なのか、決め手がわかりにくいと感じる場合もあるでしょう。
そこで今回は、おすすめなファクタリング会社10選を徹底比較してご紹介いたします。
比較材料となるファクタリングの仕組みや選び方のポイントまで詳しく解説いたします。
「ファクタリング」で検索すると、多くのサービスサイトや広告が出てきて、選ぶだけでも手間がかかってしまいます。「手数料最安」や「審査が甘い」といった魅力的な文言だけに気を取られていると、悪質な貸付業者をうっかり選んでしまうリスクもゼロではありません。
ファクタリング会社を選ぶなら、複数の業者を比較して検討することが大切です。それぞれの業者に異なる強みや特徴がありますので、次の項からくわしく見ていきましょう。
会社名・サービス名 | 特徴 |
株式会社ウィット | ファクタリングだけではなく経営コンサルティングも |
ビートレーディング | 買取額に最小・最大といった制限がない |
QuQuMo(ククモ) | 手数料最安クラス |
ベストファクター | 審査通過率は90%以上 |
anew | クラウドファクタリングで素早く対応 |
アクセルファクター | 建築業や運送業に特化したファクタリング |
GMO BtoB早払い | 大手ならではの信頼性の高さ |
トップマネジメント | 買取可能額は最大30億円 |
えんナビ | 24時間365日対応可能 |
ファクタリングのTRY | 2社間ファクタリングに特化 |
ここからは、各社の特徴をご紹介いたします。
引用元:株式会社ウィット 公式サイト
ファクタリング種類 | 2社間/3社間ファクタリング |
利用対象者 | 法人・個人事業主 |
買取可能額 | 30万円〜500万円 |
入金までのスピード | 最短2時間 |
まずご紹介するのは、株式会社ウィットです。
小口からの買取を行っており、取引は非対面・オンラインで完結という点が多くのユーザーに支持されています。
また、ファクタリングだけではなく資金調達全般のコンサルティングを行っているという点も大きな魅力です。一時的な資金調達だけではなく、根本からの経営改善をサポートしてもらいたい中小企業や個人事業主におすすめです。
引用元:ビートレーディング 公式サイト
ファクタリング種類 | 2社間/3社間ファクタリング・診療報酬/介護報酬債権・注文書ファクタリング |
利用対象者 | 法人・個人事業主 |
買取可能額 | 3万円〜7億円(買取実績) |
入金までのスピード | 最短即日(5時間〜) |
続いてはビートレーディングです。
特徴的なのは、買取額に最小・最大といった制限がないという点です。その資金力の高さや取引の多さから、大手のファクタリング会社ともいえるでしょう。
大手ならではの信頼性を重視したいという方におすすめです。
引用元:QuQuMo 公式サイト
ファクタリング種類 | 2社間ファクタリング |
利用対象者 | 法人・個人事業主 |
買取可能額 | 制限なし |
入金までのスピード | 最短2時間 |
3つ目にご紹介するのは、株式会社アクティブサポートが運営する売掛金前払いサービス「QuQuMo」です。
前述した株式会社ウィットと同様に、オンライン完結と入金までのスピードが大きな魅力です。また、ファクタリングサービスを選ぶ上で重要なポイントとなる手数料も、QuQuMoでは1%〜と最安値クラスです。ただし、公式サイトでは手数料の最大値に関して記載されていないため、実際の割合は見積もりをとって確認しましょう。
引用元:ベストファクター 公式サイト
ファクタリング種類 | 2社間/3社間ファクタリング・医療ファクタリング |
利用対象者 | (法人宛の売掛債権を持つ)法人・個人事業主 |
買取可能額 | 30万円〜1億円 |
入金までのスピード | 最短即日 |
ベストファクターは、手数料の安さと入金スピードにおいて評判の良いファクタリング会社です。審査通過率も90%以上を誇っており、幅広いジャンルの経営者・個人事業主に対する間口の広さが人気の理由でしょう。
ファクタリングのしやすさ、審査の柔軟性にこだわってファクタリング会社を選びたい方におすすめです。
引用元:anew 公式サイト
ファクタリング種類 | 2社間ファクタリング |
利用対象者 | 法人 |
買取可能額 | 制限なし |
入金までのスピード | 最短即日 |
オルタと新生銀行が運営するanew。
クラウドファクタリングというスタイルで、見積もりや審査がオンラインで素早く完結し、かつ手数料も安いという点が強みです。
その代わり、2社間ファクタリングのみに特化したサービスとなっています。
AIを駆使したクラウドファクタリングで少しでも早く資金調達をしたい法人の方におすすめです。
引用元:アクセルファクター 公式サイト
ファクタリング種類 | 2社間/3社間ファクタリング |
利用対象者 | 法人・個人事業主 |
買取可能額 | 〜1億円(最大) |
入金までのスピード | 最短即日 |
アクセルファクターの特徴は、ファクタリングのニーズが多い建築業や運送業に特化したファクタリング会社であるという点です。
建築業や運送業は中小企業が多く天候などの影響も受けやすいため、売掛金の未払いのリスクが高くなっています。アクセルファクターは、2%〜の手数料と最短即日のスピード入金で、リスクを緩和します。
ファクタリング種類 | 2社間/3社間ファクタリング |
利用対象者 | 法人 |
買取可能額 | 100万円〜1億円 |
入金までのスピード | 約2営業日 |
GMOが運営するファクタリングサービスである、GMO BtoB早払い。
利用対象者は法人に限られ、入金スピードは他社よりも比較的遅めではありますが、知名度の高い大手企業が運営をしているという信頼性の高さが最大の魅力です。
入金スピードに関しても、それだけ審査をきちんと実施していると考えられます。
資金調達のスケジュールに多少余裕があり、運営元の安全性・信頼性を重視したいという方におすすめのファクタリングサービスです。
引用元:トップマネジメント 公式サイト
ファクタリング種類 | 2社間/3社間ファクタリング |
利用対象者 | 法人・個人事業主 |
買取可能額 | 30万円〜30億円 |
入金までのスピード | 最短即日 |
トップマネジメントは他社と比較して、買取可能額が最大30億円とかなりの高額買取が可能です。その分、手数料は最大で12.5%と高めです。しかし、最大手数料を明記しているという点では信頼できるファクタリング会社といえるでしょう。
公式サイトでは、担当者となるスタッフが顔写真付きで紹介されており、信用を重視している会社であることがわかります。
引用元:えんナビ 公式サイト
ファクタリング種類 | 2社間/3社間ファクタリング |
利用対象者 | 法人・個人事業主 |
買取可能額 | 50万円〜5000万円 |
入金までのスピード | 最短1日 |
えんナビは、24時間365日対応可能なファクタリング会社です。
急を要する場面が多いファクタリングにおいて、いつでも相談可能という点は嬉しいポイントです。
最小手数料は5%となっており、最大手数料は明記されていませんが、いざという時に頼れるファクタリング会社といえるでしょう。
気になる方は、えんナビの公式サイトから、30秒でできる簡単査定を受けてみてはいかがでしょうか。
ファクタリング種類 | 2社間ファクタリング |
利用対象者 | 法人・個人事業主 |
買取可能額 | 10万円〜5000万円 |
入金までのスピード | 最短即日 |
ファクタリングのTRYは2社間ファクタリングに特化したサービスを提供しており、少額からの買取も可能なので、個人事業主の方でも利用しやすいファクタリングサービスです。
大手が運営するファクタリング会社と比較するとその規模は大きくありませんが、秘密厳守・真摯な対応といったサービス面が充実しています。
ここまで、おすすめのファクタリング会社をご紹介いたしました。この中で比較して、ぜひ買取を依頼したいと感じるファクタリング会社が見つかったかもしれません。
ファクタリング会社を決める前に、そもそもファクタリングとはどのようなものなのか、おさらいをしておきましょう。
ファクタリングとは、売掛金を売却して現金化し、資金繰りを改善する資金調達方法です。銀行の融資とは異なるため負債にならず、担保や保証人も不要です。赤字決算であったり、税金滞納状態であっても利用できる資金調達方法として多くの方に利用されています。
ファクタリングの仕組みをさらに詳しく見ていきましょう。
ここでは、「買取型の2社間ファクタリング」というケースで仕組みをご説明いたします。
取引先の支払いスパンが長かったり、何らかの影響で売掛金の支払いが遅くなってしまった時、中小企業や個人事業主は資金繰りに影響が出てしまいます。そんな時に、ファクタリング会社に売掛金の買取の審査を申し込み、審査を通過すると手数料を引いた額の売掛金が振り込まれます。
後日、取引先から売掛金の入金があったら、ファクタリング会社へ送金して完了です。
利用者にとって、本来の売掛金の金額より手数料分がマイナスとなりますが、今すぐに資金調達をしなくてはならないという時に頼れるのがファクタリングなのです。
ファクタリングには、先ほどご紹介した「2社間ファクタリング」の他に「3社間ファクタリング」があります。
2社間ファクタリングは、利用者となる法人(または個人事業主)とファクタリング会社の2社間で契約を交わし売買を行う形式です。利用者にとっては、取引先に対して「資金繰りが厳しくファクタリングを利用している」ということを知られずに売買できるというメリットがあります。
一方、3社間ファクタリングは、①利用者 ②ファクタリング会社 ③取引先 の3社間で契約を結ぶファクタリングです。最終的に、取引先がファクタリング会社へ売掛金を入金する形となります。取引先にはファクタリングを利用していることが知られてしまいますが、2社間よりも手数料が安くなるというメリットがあります。
ファクタリングの仕組みや種類を踏まえて、ファクタリング会社の選び方や比較ポイントをご紹介いたします。
複数あるおすすめの中から比較する場合は、以下の5つのポイントに注目してみましょう。
一つずつ、詳しく解説いたします。
ファクタリングの利用者は売掛金を早く現金化できる分、ファクタリング会社に対して手数料を支払う必要があります。
手数料は売掛金の買取額や、取引先の信用度に応じて算出されます。ファクタリングで高額な手数料を請求されてしまい、結果的に資金繰りがさらに苦しくなるという事態を避けるには、手数料率(%)の確認が重要です。
先ほどご紹介したおすすめファクタリング会社でも各社の手数料率にはいくつか言及しましたが、こちらはあくまで目安です。ファクタリング会社によっては最小と最大手数料を明記しており、実際の手数料率は見積もりで決まります。見積もりを取る前に最小手数料で計算してしまいあとで損をしてしまうことがないよう注意しましょう。
ファクタリング会社に売却が可能な売掛債権の金額も、各社で異なります。
多くの場合、買取可能額の最小と最大が設定されているので、比較の際にきちんと確認しておくようにしましょう。最小の金額が低ければ低いほど、少額の買取にも対応していることになり、個人事業主の方にとっても利用しやすいファクタリング会社と判断できます。
逆に、最大買取額がかなり高額となっている場合は、法人のみを対象にしたファクタリングを提供している場合が多いです。
ファクタリング会社の比較ポイントとして、資金調達までのスピードも重要です。
ファクタリングの中には「最短即日」を謳っているものもあり、オンラインで審査を依頼してその日のうちに入金が行われることもあります。
ファクタリングを利用する場面においては入金をとにかく急ぐケースもあるため、多少高い手数料でもスピードを重視して比較するということも考えられます。
ただし、必要書類を集めるのに時間がかかったり、取引先の信用に問題があり審査に落ちてしまう可能性もゼロではないため、最短入金が可能な要件は事前にチェックしておきましょう。
ファクタリング会社の中には、ファクタリングを名乗りながら違法な貸付を行っている悪質な金融業者が紛れている場合があります。
特に、資金繰りの問題で余裕がない時に、条件の良さだけでファクタリング会社を決めてしまうことは危険です。そういう時こそ、ファクタリングサービスを利用したユーザーの口コミ評価や、会社の所在地・電話番号を確認するようにしましょう。
また、悪質業者ではなかったとしてもサービスの質などを知るために口コミ評価をチェックすることもできます。口コミは鵜呑みにせず、比較のための参考材料として役立てましょう。
2社間ファクタリングを利用する方の中には、「多少手数料が高くても取引先にファクタリングを利用していることを知られたくない」と考える方もいるでしょう。
その場合は、債権譲渡登記が契約に含まれるかどうかに注目して比較する必要があります。債権譲渡登記とは、ファクタリングが行われた、つまり債権が譲渡されたという履歴が登記されることをいいます。この登記が行われると、万が一取引先が売掛債権について調べた際にファクタリングを利用したことが周知されてしまう可能性があるのです。
2社間ファクタリングのメリットを得るためには、債権譲渡登記の有無も比較ポイントとなります。
ファクタリングを含む資金調達の方法について、まずは相談したいとお考えなら、「株式会社ウィット」にお任せください。
個人事業主や中小企業の方でも利用しやすい少額からのファクタリングを、オンライン完結・即日入金というスピード感で提供しています。
ファクタリング以外の資金調達方法や経営の立て直しに関するコンサルティングも行っていますので、一時的な資金調達だけではない長期的な経営改善案をご提案いたします。
ファクタリングの審査に落ちてしまうかも、これ以上融資を受けられないかも……といったお悩みも、ウィットならまとめてサポートします。
数多くあるファクタリング会社の中から、優良ファクタリング会社を厳選してご紹介いたしました。
ファクタリングは、現金化までのスピードが非常に早く、いざという時に頼れる資金調達方法です。しかし、ファクタリング会社によって手数料の割合や買取可能金額の幅が異なるため、自社にとって最適なサービスを選ぶことが重要となります。
この記事でご紹介した比較のポイントを参考に、ベストなファクタリング会社を探してみましょう。